葉っぱがくるくるで可愛い観葉植物、ベンジャミン バロックの育て方やおすすめの飾り方について

くるくるの葉っぱが特徴の「ベンジャミン バロック」。人気の観葉植物の一つです。

日当たりが良く、風通しの良い環境を好み、それほど管理が難しくないため初心者にもおすすめです。

また、花言葉や風水の縁起を見ても前向きな意味が込められているため、贈り物にもぴったりです。

この記事では、ベンジャミン バロックの特徴や育て方、またおすすめの飾り方についてお伝えします。

花言葉 信頼、融通の利く仲間
初心者向き 管理がそれほど難しいわけではありません。
日当たり 日光は少なからず必要です。窓際で飼育するのがベター。
耐暑性 強い。
耐寒性 やや弱い。最低10℃程度。
注意点 湿気や日当たりの悪さは生育に影響する可能性があるので、明るく風通しの良い場所で管理しましょう。直射日光は葉焼けの原因になるため避けてください。

葉っぱがくるくるで可愛い植物「ベンジャミン バロック」

葉っぱがくるくるで可愛い植物は、ベンジャミン バロック(正式名称:フィカス・ベンジャミン・バロック)と言います。インドや東南アジアを原産地としており、風通しが良く日当たりが良い環境を好む植物です(ただし、直射日光の当て過ぎは葉焼けの原因になるので注意)。

日本に本格的に出回り始めたのは2000年代に入ってからですが、その見た目の可愛さから、すでに人気の観葉植物と言ってもいいでしょう。

葉には光沢があり、葉量も多く、緑の存在感を求める人におすすめします。

花言葉は「信頼」「融通の利く仲間」

ベンジャミン バロックの花言葉は「信頼」や「融通の利く仲間」です。とても前向きな意味が込められていますので、ご友人やご家族、同僚へのプレゼントにもおすすめです。また、新築祝いなど、何かのお祝いの贈り物にもぴったりでしょう。

「仕事運」「家族運」の縁起を担ぎたい人にもおすすめ

ベンジャミン バロックには、仕事運・家族運への風水効果があると言われています。仕事部屋やリビングに置く縁起物ととしてもおすすめです。

比較的育てやすく、初心者でもOK

水やり頻度も、夏場は7日に一度、冬場は10日に一度程度が目安となるので、比較的管理もしやすいでしょう。また、日光の当てすぎを避けたり、風通しにさえ注意すれば、比較的元気に育ってくれやすいと言えます。

「可愛いけど管理が心配」と考えていた方も、それほど難しい植物ではありませんので、一度トライしてみてはいかがでしょうか。

ベンジャミン バロックの育て方

ベンジャミン バロックを育て方の要点は以下の通りです。

ベンジャミンバロックの特徴まとめ
向いている置き場所 ・日当たりのいい環境
・風通しのいい環境
不向きな置き場所 ・日陰
・直射日光が当たり続ける環境
・湿度が高く、蒸れやすい環境
・寒すぎる環境
温度目安 最低10℃
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり頻度目安 夏:7日に1回
冬:10日に1回
水捌けのいい土を選ぶ
剪定 5〜10月
ワンポイントアドバイス

ベンジャミン バロックを枯らさないためのポイント

  • 定期的に日光に浴びせる
  • 直射日光対策を講じる
  • 蒸れやすい環境は避ける(風通しのいい環境に置く)
  • 水捌けの良い土を選ぶ(水をやりすぎない)
  • 寒すぎる環境に置かない(10℃を下回らない環境に置く)

ベンジャミン バロックに適した置き場所や環境

ベンジャミン バロックが好む置き場所は次の通りですので、自宅に迎え入れたあとの置き場所の参考にしてください。

  • 日当たりの良い場所
  • 風通しの良い場所

日当たりの良い環境

ベンジャミン バロックは日当たりの良い場所を好みます。室内に置く場合は常時日陰になっていないような窓際が理想です。

仮に日陰環境に置く場合は、1週間に一度でもいいので、日当たりの良い場所に移動させ、日光を浴びせてあげるだけでも生育状況が変わってきます。十分な日光を得られなかった場合、葉が落ちやすくなるので注意してください。

また、いくら日光を好むからといって、直射日光の当てすぎにも注意です。あまりに強い日差しに長時間置くと、日光により葉の細胞が死ぬ「葉焼け」を起こしてしまいます。葉焼けにより変色した部分は元に戻らないので注意してください。

もし葉焼けを起こしてしまった場合、それは直射日光が原因である可能性が高いので、その場合は置き場所を変える必要があります。

また、屋外の場合は日除けを作ってあげたり、直接日光が当たらない場所に置きます。室内の場合はカーテンで直接日光が当たらないよう陽の光を遮ると効果的です。

風通しのいい環境

ベンジャミンバロックは風通しのいい環境を好み、逆に湿度が高すぎる(蒸れやすい)環境に置くと、生育状況に悪影響を及ぼしがちです。

例えば加湿器の蒸気が直接当たるような場所や、キッチン、窓が一つもない湿度が高い部屋に置くことはあまり良い環境ではありません。

できるだけ風通しのいい、人間でも心地いいと思える環境に置くようにしましょう。

水やり頻度の目安は7〜10日に1回

ベンジャミンバロックは、夏場は7日に一度、冬場は10日に一度程度が目安となります。ただし、夏場は植物全般の成長期にあたるため、植物が水を欲している場合もあります。土が乾いた段階で水をやってもいいので、ご自身で土を少し掘り起こしてみて、土の中の水分量を確かめてみましょう。

あまり水をやり過ぎても根腐れ等のリスクを上げよくないので、土の中まで乾いたら水を上げるのが理想です(できれば表面だけで判断しないことが理想です)。

また、葉水(霧吹きで葉っぱに水をかけること)も1週間に1度は行ってあげることが理想です。葉水を長期間行わないと、ハダニが発生する原因にもなるので、なるべく定期的に葉水は行うようにしましょう。

耐寒性が弱く、耐暑性が強い

インド、東南アジア周辺を原産としているため、寒さに弱く、暑さに強い性質があります。できるだけ10℃を下回らない環境で育てることが理想的です。

あまりに寒い環境に置き続けると、葉っぱがポロポロと落ちてくるため、冬は室内で育てることをお勧めします。

土は水捌けのいい土を選ぶ

ベンジャミンバロックは蒸れやすい環境に弱い性質があるため、土も水捌けのいいものを選ぶことが理想的です。水捌けの悪い土で育てると根腐れを起こすこともあるので注意しましょう。

剪定時期は5〜10月

ベンジャミン バロックの剪定は、5〜10月に行います。冬は新しい葉っぱが出てきにくいため、春先まで待つといいでしょう。

基本的にはどこから切っても問題ありません。葉焼けをしたものや、茂りすぎた部分を切り、他の葉っぱに栄養を渡らせるようにしましょう。

剪定中に出てくる白い樹液は触らない

選定中に白い樹液が出てくることが確認できると思いますが、これは手のかぶれの原因になるので触らないようにしましょう。もしついた場合は流水でキレイに洗い流してください。

ベンジャミン バロックでよくあるトラブルと対策

ベンジャミンバロックでは以下のようなトラブルが生じやすいです。原因と対策を書きますので、参考にしてください。

  • 葉っぱがポロポロ落ちる、スカスカになる
  • 葉っぱが黄色、茶色に変色する
  • 枝が広がりすぎる

葉っぱがポロポロ落ち、スカスカになる

葉っぱが落ちる原因としては、日照不足が主な原因です。また、環境を次から次へと変化させた場合も植物のストレスになり、生育状況に悪影響を及ぼしかねません。

対策としては、まず日当たりの良い環境に移動してあげましょう。もし心当たりがない、効果が現れなかった場合は、水やり頻度や、置いている環境に着目します。

初心者にありがちなのが、水のやりすぎです。水のやりすぎも根腐れの原因となり、生育に悪影響を及ぼしますので、この点を改善しましょう。

葉っぱが黄色、茶色に変色する

葉っぱが黄色や茶色に変色するのは、直射日光に当たり続けていることが原因の可能性があります。直射日光に当てすぎると、葉焼けを起こし、その部分は二度と元に戻りません。

屋外で育てている場合は日焼けを、窓際で育てている場合はカーテン等を利用し、直射日光対策を行いましょう。

枝が広がりすぎる

枝が広がる原因は、ベンジャミン バロックの葉の量が原因です。葉っぱが多い品種ですので、枝がその重さに耐えられなくなることがあり、下に広がってしまったことが原因です。

対策としては「支柱を使う」もしくは「古い葉っぱをカットする」といった対策が有効です。

特に、葉っぱが増えすぎると、日光が全体に届きにくくなるので、バランスを整えてあげる意味でも大切です。

ベンジャミン バロックのおすすめの飾り方

ベンジャミン バロックは比較的どんな部屋にでも相性の良い植物と言っていいでしょう。リビング、寝室、子供部屋、さらには和室など、どんな部屋にでも合います。

ただし、暗い玄関や、蒸しやすい環境のキッチンなど、好ましくない場合もありますので、日当たりの良く、風通しのいい場所を念頭に飾りを行いましょう。

リビングで縁起担ぎ

ベンジャミン バロックには「家族運」の風水効果があると言われているので、リビングの縁起物としておすすめです。また、深みのあるグリーンが特徴ですので、リビングでも存在感を発揮してくれることが期待できます。

広いリビングであれば、思い切ってLサイズ以上のものにチャレンジすると、ガラッと雰囲気が変わるはずです。

書斎で仕事運効果を

「仕事運」の風水効果があると言われるベンジャミン バロックですから、書斎でのワンポイントにもいいでしょう。

テーブルサイズのものもありますので、机に置きたい方は小さいサイズを選びましょう。

寝室に飾り、安らぎ効果を狙う

可愛い葉っぱのベンジャミン バロックは、寝室にもピッタリです。濃いグリーンは目にも優しく、間接照明との相性もよろしいかと思います。

存在感を大きくして、安らぎ効果を高くしたいなら大きめのサイズがおすすめです。

和室に飾り、先進的なデザインを楽しむ

インド・東南アジア原産のベンジャミン バロックですが、鉢選び次第では和室にもぴったりです。

おすすめは球体の鉢です。球体の鉢は比較的和室との相性も良く、またベンジャミン バロックとの相性も良いと感じていただけるはずです。

日本の文化に、海外の植物を飾る、少し捻った楽しみ方をしたい方は、こうした植物にチャレンジしてもいいでしょう。

サイズは、S、Mサイズ程度が適当かと思います。

まとめ

ベンジャミン バロックは日当たりと風通しの良さを好む植物です。花言葉や風水効果はプレゼントにも適するので、贈り物にいかがでしょうか。それほど管理が難しい植物でもないので、初心者の方にもチャレンジしてほしい植物です。

花言葉 信頼、融通の利く仲間
初心者向き 管理がそれほど難しいわけではありません。
日当たり 日光は少なからず必要です。窓際で飼育するのがベター。
耐暑性 強い。
耐寒性 やや弱い。最低10℃程度。
注意点 湿気や日当たりの悪さは生育に影響する可能性があるので、明るく風通しの良い場所で管理しましょう。直射日光は葉焼けの原因になるため避けてください。

COLUMN

コラム